11月に一度断食をしようと思っていた。
予定では先週から開始しようと思ってたけど、友人に誘われ、あっさり断念したどころか、ステーキディナーなんか食べちゃった(笑) その後、知人の誕生日パーティだなんだとあって、心静かに断食できずに(笑)結局、今週から、という事になった。 ところで、私は週末、素晴らしい体験をした。 The Best Dish of the Year 2006! リカルドのリゾット!! 友人が休暇に出かける前に、一緒にリカルドのレストランへ行った。 若干24歳、この美形でカワイイ、将来溢れる若きシェフの作り出すデッィシュは最高♪ 前日、朝の3時頃まで飲んでいたが、リカルドも同席していた。彼は夜な夜なクラブなんかに出没して、いったい、いつ寝てるのか、という感じ。 会うたびにガールフレンドが違ったり(笑) まあ、若いしねえ。 リカルドの両親が遊びに来た時に一緒に食事に行ったりビーチに行く機会があった。 リカルドは両親との外出には必ず私を呼んでくれた。両親は素晴らしい人で、カタコトの英語でも、なんか共鳴できる事が多くて、大変素晴らしい時間を過ごしたのである。 両親に会ってから、私のリカルドへの評価はとても高くなったのである(笑) 私が敬意を払っている、リタイアした元シェフのイタリア人に、どこのイタリアンがベストか聞いたら、「No Kidding!リカルドがベストだと私は思うよ。彼は北イタリアの出身なので、リゾット得意だよ。」と言われたのをずーっと記憶していて、必ずやリカルドのリゾットに挑戦しようと思っていた。 リカルドの大親友のイタリア人と私の友人Mが恋人同士、というイタリア繋がりで、私はリカルドを知った。 その友人Mと一緒にリカルドのレストランへ行く。リカルドがキッチンから出てきて、オーダーを聞いてきた。私はリカルドの大ファンなので、「んもー、あなたの勧めるのなら、何でも。あ、リゾット!」とかの元シェフのコメントを伝えると、いつもやんちゃなリカルドが照れて、「サンキュ」なんて小声で言っていた。 カワイイ~!! 前菜。友人にはフォアグラのテリーヌ。私はスモークサーモン。大変に美味しかった。 メインディッシュ。友人は「山きのこのラビオリ」で、私は「リゾット」。 ラビオリって私はそれほど好きでない。が、リカルドのラビオリは、キノコの風味が薫り高く、いやー、美味しかった。 そして、問題のリゾット。 お米は当然、アルデンテ!感動(涙) 味音痴の英国人が多い当地では、パスタはぐにゃぐにゃ、リゾットはおかゆ(爆)なのが実態なんです。5ツ星ホテルのダイニングでも、です。 イタリアンで「パスタはアルデンテに茹でてね!」なんて言うと、インド人のウエイターが「は?」ってな反応しますから(笑) リゾットには、エビが。そのエビがちょっと大きめで、調理時間が完璧で、ぷりっぷり!もう何て表現していいやら、美味しかった(涙) 友人にも分けてあげたら、「うまーーい!リゾット頼めばヨカッタ!!」と妬まれた次第(笑) クリーム系のリゾットって、リッチ過ぎるなと思う事が多いが、リカルドのリゾットはさっぱりしている。だから、お口の中で、エビのぷりぷりの食感がたまらないのである。濃厚なクリームソースだとエビの風味が負けちゃうのよね。 あまりに美味しくて、いつもたっぷり振り掛けるパルメジャーノも必要なかった。 お皿をよーく見ると、トマトのみじん切り。これは彩り?量はとても少なかった。そしてフレッシュハーブの緑と混ざって、細長い緑色。 それは私の大好物、キヌサヤであった(笑) キヌサヤを細切りにして、最後に投入したのであろう。パリパリと心地の良い食感。 リカルド、凄い!!(涙) 友人と「んまーーーい!」と感動しながら、リカルドが40代になったら、成功してるだろうねえ、なんて語ったのであった。 「あー、私が10歳若かったらねぇ~。」なんて言って(笑) 私は公共の場だったので、押しとめたが、あまりの美味しさに泣きそうだったのだ(笑)こんな事は滅多に無い、ちゅうか、初めての経験である。 私にとっては、イタリア料理が一番の感動を運んでくれる。 和食では、こういう感動は起きない。 その後、リカルドがテーブルに来た。「おいしかったよ、リカルド!私の今年一番の料理だったよ!」と言うと、また照れて、「さんきゅ」と小声で。 カワイイよぅ、リッカルド! 友人が、私が10歳若かったらねーって話してた内容をリカルドに告げると、彼は妙に照れていた。かわいいよ、リカルド! 彼はキッチンに立っていると、別人のようである(笑) あたりまえだけど。 そして普段は料理の話をほとんどしない。 技術的な事を聞いても、適当にしか答えない。あまりその手の話が好きでないようなので、料理の話はしないのだ。 彼は世界的に有名なイタリア人の競馬騎手が展開するイタリアンレストランのシェフに抜擢された。その一号店は上海に来年早々オープンするのである。 という事で、彼がこの地にいるのもあと僅か(涙) でも、リカルドとは一生トモダチでいよう!と思う私であった。 美味しい食べ物ってセックスと一緒で、快感や感動は何日も持続しない(爆) が、味覚は蘇らないけど、あの感動はまだまだ新鮮に心に蘇る。 ので、断食中でもリゾットを思い出しては、幸福感に浸る私なのだ。 昨日のヨガ。とても充実した。Alex先生じゃ燃えないワ!(笑)と思ってたけど、そんな事も無いなと実感。 ゴメンよ、Alex。それは君のせいじゃなくて、私自身に原因があったのだ。 そんな事に気がついて、ますますヨガにはまっていくのであった。
by almarai
| 2006-11-14 16:47
| 修行日記
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