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ソウルメイトとの邂逅@ミシガン編

先週はハイジ先生の送別会。ハイジ先生は6ヶ月のコントラクトを終えて米国へ帰国。短期間であったが、アシュタンガヨガを教えてくれた、貴重な出会いであった。私はいつの日か、マイソールあたりに修行に行くだろう。そうだなあ、ワシのポーズで足がふくらはぎに絡めるようになる頃・・・かな。

その送別会、先生の生徒であるミシガン出身という米国人の女性が一緒であった。初対面であった。
まあ、これは私の感覚で一般論ではないが、英国人と北米人から受取る「印象」はカナリ違う。当然、個人の資質にも拠るんだろうけど、かなり違う。
その彼女、ケリーさんは饒舌で、また話す内容が面白くて、食事しながら大笑い。楽しい時間を過ごした。

彼女の「ソウルメイト」との出会い、というのも非常に面白かった。数年の結婚生活を終え、独身生活を15年続けていたケリーさん。50歳にもなり、再婚など全く考えもせず、ミシガンの自宅のある小さな町でヨガ教室に通っていたそうだ。2年前の事、だそうだ。
ケリーさんは、日曜の午後のクラスは先生が好きじゃないのと、時間帯が都合良くないので全く行かなかったそうだが、その週に限って、何故か行かなければならない気になり禁を破って行ったそうだ。
そのヨガクラスで隣りのマットにいたのが、彼、だそう。ヨガ中は当然会話は出来無い。ヨガ後に、彼の方から声をかけてきたそうだ。その言葉が印象的。「あなたの足の指、とても素敵です!」(笑)
彼は大学に通う娘の町を訪問して、1回だけのドロップオフクラスで、日曜午後のヨガ教室に来たそうだ。

その日にデートの約束をしたそうだ。しかし、その最初のデートのレストランに、彼は顔を見せなかったそうだ。その話をケリーさんは臨場感溢れる話し振りで、聞かせてくれる。
彼女は指定のレストランでマティーニを一人で3杯飲んでから、帰宅したそう。女友達に電話して報告すると、みんな口を並べて「そんな野郎は地獄に落ちろ!」(爆)彼は会社の車を運転していてオーバースピードで警察に捕まり、車が会社の所有で彼は社員、を証明するのに時間がかかったそうだ。そして携帯電話は会社のデスクに置き忘れ・・・・。

翌日に電話で平謝りする彼に、興味は無くしたけど、あまり謝るので「1回だけチャンスを上げる。」でデートをしたそうだ。そのデートで彼は現在はカナダ国籍を保有しているが、元々はインド系のウガンダ国籍、イスラム教徒、という事で、あまりに違う世界の人、と思ったそうだ。
そして5回目のデートを終える頃、彼は自分の家を売って、彼女の家に引っ越してきたそうだ!!!週に2回デートした事もあるので、出会ってから超スピード!

ケリーさん曰く、結婚するまでの過程があまりにも早く、かつ、あまりに自然だったために、どうしてそうなった?と考えた事が無かったそうだ。殆ど知らない他人、彼はアフリカ育ちのインド人イスラム教徒、イデア・アミンの大量虐殺を逃れてカナダに移民したそうだ。共通項目となるバックグラウンドは何も無いそうだが、相手の考えてる事=自分の考えてる事、なんだそうです。

ケリーさんの知人やファミリーは「ウガンダ出身」と聞くと「黒人?」と当然聞かれ、「いや、インドオリジン」と答えると混乱してしまうそうだ(笑)
昔の大英帝国植民地には、インド人はたくさんいる。ケニア、ウガンダ、タンザニア、南ア、モーリシャスといった東アフリカ地域にはかなりのインド僑が存在する。英国人がどこへでもインド人を連れていったのである。

また、一般のアメリカ人が思う、間違った中東情勢についても経験談を話してくれた。
親戚にメールを送ったら、返事メールに「あなたのお父さんと食事をしました。とても元気そうでした。」とあったそう。ケリーさんの両親は既に他界していたので、送り主に「どういうこと?」と確認を入れると、「ああ、よかった。本当にあなたなのね。もしかしたら誘拐されていて、違う人がメール送ってるのかしらと思って。あなたの答えで本人と確定できたわ!」という返事。
さすがにケリーさんも驚いたそうです。中東=テロリスト。そんな図式が定着しているのでしょうか?

さて、ケリーさんは来年、彼と一緒に、インドへ行くそうです。彼は移民3世でインドに行った事がないそうで、ケリーさんとが初インドだそうです。彼の家族にも大変可愛がられて、ケリーさんは全くもってハッピーそうでした。
彼はソウルメイトなのかな?と誰かが質問したら、ケリーさんは「んー。考えた事ないなあ!あまりに自然で・・・。」とケラケラ笑っていました。

最後に、みんなで「魅力の足の指」を見せて頂いたのは言うまでもありません。


この都市の中心を流れる?クリーク。

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by almarai | 2005-11-22 19:33 | 修行日記
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