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敬愛する友人から学んだこと

最近、ヨガが少しばかり上達し、同時に、自分のカラダの癖に気が付く。

魔術で言われるとおり、いや、密教とか他でもあちこちで言われているが、「一時は万事」「自分に内在する小宇宙が、自分の存在する大宇宙の雛型」なんである。
自分、が観る何か、ソコに感じる何か、は自分の反映、なのである。
私はコレを実感しまくっている。

例えば、肉体と精神。これも違うようで一緒。精神の歪みは、肉体に現れ、逆もまた起こり得る。
健全な肉体に健全な精神が宿る所以。
私はヨガを通して、自分のカラダの癖が、自分の性格を反映している事を、痛いほど知りました(笑)

手が短いため出来無いポーズ、と何年も思っていたけど、少しずつ、手が長くなってるわけはないのに、できるようになってきた。
それは、私が少しずつハートをOpenできるようになった事と比例する。私は自分を守るため、にかなり胸がCloseされていました。
だから、前かがみで姿勢が悪く、腕もまっすぐじゃなかったのね。 

なので、頑張って矯正に励んだ。背中を伸ばすと、胸も自然にOpenする。意識で言えば、体操選手が演技の前に背中を大きく伸ばして挨拶する、ああいう感じ。あれをヨガ中はずっと鏡で確認しながら、背中に意識を向けてきた。

胸がClose,つまり、なかなか本心を他人に見せないという性格、それが肩から背中の筋肉を思い切り萎縮させていたのである。
手が短い、というよりも、背中が固まっていて、手が伸びていなかった、のが事実みたい。

別にOpenでない性格でも一向に構わない。人、それぞれ、である。
が、私はレッスンとして、この性格を越える必要があるみたいだ。だからレッスンは果てしなく続く。
私がOpenな人になるまで。

敬愛する友人、マルガリータ。彼女は非常にそういう意味でOpenな人である。もちろん、その開けっぴろげな性格と裏腹に、傷付き易い一面もあることは、ある(笑)
思った事はズバズバ言うし、ヘジテイトしない。「わたし」というのが、ハッキリ定まった人である。
一方、そういう彼女なので、苦手な人は、物凄く苦手だと思う。
私も、知り合って最初の頃は、なんてうるさくて、自分中心な人なんだろう、と思っていた(笑)

今年の初め頃、もう既に記憶の彼方であるが、何か私がとても嫌がる事件が起きた。友人関係、だったと思う。ちょうど休日だったので、私は昼頃からビールを飲んで落ち込んでいた。
物凄く落ち込んでいた。
その日、電話したい、と思ったのが、何故か、マルガリータだったのである。それほど、親しいという関係では無かったと思う。

私は号泣してマルガリータに電話をする。彼女は仕事があるにもかかわらず、10分で来てくれた。酔っ払っていたので覚えていないが(笑)私は、ものすごく癒されたのである。
私は、自分自身が他人に対してそんな自分を見せた事に大いに驚いた(笑)
他人を信用している云々ではなく、私はそういう深い部分は誰にも見せなかったから。
感情的な部分を見せないようにしていたし、まして、人前で無くなんて!
例えそれが感動の涙でも、私は泣くことが出来なかった。

ワークショップで泣いたりする人を目の辺りにすると、対応に困った。私の辞書には無い行為だから。自分がした事ないので、一体、どうして慰めていいのか困った。
黙ってハグして相手を包み込む、なんて事は、私には出来かねる事であった(笑)
感情を吐露する人に対して、ホントに、どうしていいのか途方にくれていた。

そんな私がマリガリータの胸で号泣したのである。画期的な出来事であった。
私はそんな自分を「恥ずかしい」とは思わなかった。ただ、相手がマルガリータでなければ、起こり得なかった、と思う。

そして、その件を境に関係が急激に深まる、という事も無く(笑)自然に、お互いを理解してきたと思う。彼女もそんなことを言っていた。

最近、何かを読んでいて、とある一文が目についた。
「弱点や愚かさや欠点をさらけ出せない人間関係、そこには心の安定やくつろげる空間はない。」
私は咄嗟にマルガリータを思い出した。あれほどまでに開放的な人は私の周りにいない。だから私も安心して自分の恥部をさらけ出せたのだろう。
マリガリータは特別小難しい事を言ったりもしない(笑)でも、私にとって、なんだか妙に安心感のある人物である。
それは、このOpennessによるのだなあ、と気が付いた。

一方自分はどうだろう?私は自分に対して、評論家、批評家を長い事続けてきた。という事は他人の事も同様に扱ってきたというわけだ。
ナルホドね(笑) 最近、ウケが良いのは痩せたからではなく、この「心の解放」が原因みたいだな。

大丈夫、大丈夫だよ!と自分を励ましながら、私はヒヨコみたいにおそるおそる、世界を覗いている。
私が心をOpenにしても、誰も傷つけたりしないのだから、安心して。そう、自分に言い聞かせているのである。

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by almarai | 2005-09-19 17:38 | 修行日記
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